プリケツなウェイター

子供の頃、従兄弟と映画を観に行った後によく行くレストランがあった。

親戚の叔母が見つけたお店で、ランチがリーズナブルで料理がとても美味しく、母も大層気に入っていた。

2階建ての小さめのお店で、ウェイターは確か全員で2人ほどしかおらず、その内の1人がとてもイケメンだった。

当時の年齢は、たぶん30手前から30代前半ぐらい。

顔はアジア系のワイルドなタイプで、例えるなら元スポーツ選手の室伏●治さんを少しさわやかにした感じだろうか。

短めの髪をワックスでばっちりと固め、ベストタイプの制服をビシッと着こなし、タイトなスラックスにはプリッとしたケツのラインがくっきり浮き出ていた。

清潔感を漂わせ、キビキビと行動しつつも丁寧に接客する彼は憧れの存在だった。

もしかすると、自分のスーツフェチの要素はこの辺りからきているのかもしれない。

彼が動くのに合わせ動くケツの肉。

それを横目に見ながら食べる料理はまさに格別。

親はまさか子供がそんなことを楽しんでいるとは微塵も思っていなかったことだろう。

ウェイターは各階専属で1人配置されていたので、その日彼が担当している階の席であればずっと彼を見ていることができた。

しかし、いつの頃からか彼を見かけなくなった。

たぶん自分が高校生の時まではいた気がする。

そのあと何度か行っているが、結局彼を見ることはないので辞めてしまったのだろう。

今にして思うと、彼はゲイだったのかもしれない。

確証は無いが身体も鍛えている感じで、どことなく雰囲気とかがなんとなくそんな感じだった気がする。

今でもどこかでウェイターの仕事をしているのか、はたまた別の仕事をしているのだろうか。

会えることなら会ってみたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です