水泳部の顧問 その2

高校2年になる時に顧問が変わった。

新しい顧問は、前顧問と入れ替わりで赴任してきた30代後半の体育教師。

水球経験者らしく、肩幅広めなガチムチ体型でいつも坊主から坊主に近い短髪。

そんな男らしい感じの外見は結構タイプだった。

夏になるとブーメランタイプの水球用水着を穿いて泳いでいてめっちゃエロかった。

しかし、中身がダメだった。

生徒には高圧的だが教師相手だと腰が低く、生徒に嫌われる典型的な体育教師特有のオラオラ系。

女子的には見た目も中身もダメらしく、前顧問と違い超絶不人気。

ブーメランタイプの水着で登場した時など、女子は全員目を見開いて絶句。

部活が終わり顧問がいなくなると、

「何あれ!超絶キモイ!無理!」

と大騒ぎ。

そして、前顧問目当てで入部した県大会狙いの部員は最初こそ練習に来ていたが、競泳に関する指導能力がないとわかるとスイミングスクールに行くからとみんな部活に来なくなった。

自分はこの顧問と揉めて一度部活を辞めた。

揉めた原因は自分と女子マネージャーとのいざこざだったのだが、こちらの言い分を聞きもせず一方的に謝れと言われ、

「納得出来ない」

と言うと、

「じゃあ部活辞めるか?」

と言われたので、

「はい」

と言ってそのまま部活を辞めた。

女子マネージャーも似たようなことを言われたらしく、自分同様に納得出来ないと言って部活を辞めていた。

ちなみに、いざこざ自体はそんなに深刻なものではなかったので、女子マネージャーとはすぐに和解した。

そして、しばらく部活の無い平穏な日々を送っていたのだが、担任教師から説得され部活に戻された。

その後、イヤイヤながらに部活を続け、部活を引退すると顧問との接点はほぼなくなり、卒業時も特に挨拶などすることもなく終わった。

色々調べてみたところ、自分が卒業した数年後に水球部の有る学校へ赴任したらしく、水球部の顧問としてそこそこの実績を残しているらしい。

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