書いたは良いものの、公開せずに放置していたネタなので内容がちょっと古いです。
ドラマ「きのう何食べた?」をご存知だろうか?
筧史朗と矢吹賢二という中年ゲイカップルの日常を、食生活メインに展開するドラマである。
原作は漫画で、「おっさんずラブ」に続くLGBTが題材のドラマとして話題になった。
ちなみに自分はおっさんずラブ未視聴である。
ゲイのリアリティがよく表現されており、あるあるネタがあったりしてなかなかに面白い。
1回目に視聴した時はそこまで違和感なく楽しく観れた。
そして今回シーズン2が放送されるとのことで、Youtubeで1話が無料公開されていたので久しぶりに見てみた。
何度見ても、同性愛者を理解をしているようで全く理解していない母親にげんなり。
「同性愛者であることは恥ずかしいことではない。会社でゲイであることをカミングアウトしなさい」
一体どういう嫌がらせですか?
そもそもその理論で行くと、異性愛者も会社で「私は異性愛者です」って公言する必要が出てくると思うのだが。
しかし、異性愛者がわざわざ異性愛者であることを公言することはない。
同性愛者のみが「私は同性愛者です」と公言しなければいけないこと自体が差別的であることをわかっていない。
そんなこんなで1話を見終わると、2話も無料公開されていたので続けて視聴した。
そして、問題のシーンが出てくる。
賢二が店の女性客に史朗のこと(イケメンなのにウケであることなど)をベラベラと喋った日、二人で帰ってる最中にたまたまその女性客とその旦那に会う。
「そちらの方が例の彼氏さん?夜は女性役っていう・・・」
と意味深けに微笑む女性客。
女性客の旦那もその話を妻から聞いていたのか、「へぇそうなんですか・・・」と珍しいものを見るような目で史朗を見る。
正直自分はこのシーンが見るに耐えない。
旦那役俳優さんの演技が上手というのもあるのだろうが、心臓を抉られるような嫌悪感を感じる。
そしてモヤっとするのがこの後。
家に帰り女性客にベラベラと喋ったことを怒る史朗。
すると賢二は
「仕事先の人はみんな恋人や家族の話をする。なのになんで僕は話しちゃいけないんだ」
と泣き始める。
確かにゲイは知り合いに恋人の話とかしづらい。
自分も恋人の話題を振られるとそれっぽい内容で適当に返すことがある。
しかし、論点はそこではない。
人に話さなくても良いこと、特にセックスの時にどちらが男役でどちらが女役かを喋ったことだ。
どう考えてもプライベートな内容だし、他人(しかも友達でもない店の客)にみだりに喋るような内容ではないはずだ。
例えば、「うちの旦那お尻いじられるのが大好きで、この間ペニバン付けて犯してあげたの」なんて話を妻がご近所さんにベラベラと喋っていたとして、それを快く思う旦那は真性のマゾでない限りいないだろう。
同性愛者であるないに関わらず、これは人間としての問題だと思う。
しかし、そのことを賢二は全く理解していない。
結局史朗は泣き始めた賢二の相手が面倒臭くなったのか、話題をすり替え夕食作りを始める。
史朗の人間らしさを表している気もするが、個人的には今度も恋人関係を続けていくなら有耶無耶にせずちゃんと話し合うべきだと思う。
非常にモヤモヤとするシーンである。